1カ月間毎日、多摩動物公園に行ってみた。2日目

2日目にしていきなし定休日でした。ちなみに今日は8月2日。

ということで昨日の余りを紹介したいなと思います。

ツキノワグマ



ぜひ見てほしい、悲しみと怒りを称えたこの顔を。愁いを帯びたこの顔を。1カ月マンは、悲しげなマッチョや退屈そうなお相撲さん、じくじたる太っちょなどの、ネガティブなオーラをまとった巨体を見ると笑いながら畏まってしまうという癖がある。

 例を挙げればきりがないが、挙げてみる。ゴリラ。

よくよく考えてみるとクマはそうでもなく、この写真はたまたま不機嫌そうな一瞬をとらえただけだった。むしろクマの顔面の本領は、おとぼけFACEではちみつぺろぺろしつつ羆嵐みたいなことをやってくるところにある。クマの本領は顔面だけではない。クマの最も凄まじい部分は後ろ足にある。

 なんかすごい直角じゃないですかぁ。この直角部分がこんなに直角である理由って、前進するときに直角部分をピーンて伸ばして蹴り上げることで、推進力を得るためなんじゃないかって1カ月マンも最初はそう思っていたんですね。でもそうじゃなくって、見ちゃったんですけど、この直角性を完璧に維持したまま、直角のアイデンティティを失うことなく、前に進んでったわけ。 

 じゃあ一体全体、移動時に支払われる力学的コストはどこからやってくるんですか?気合とでもいうんですか?物理法則に反してる!!けどモラルには即してる!!って、、バードウォッチャー崩れの腕組後方じじいである読者の皆様が叫びだしたくなる気持ちも痛いほどわかります。

全く同じことを1カ月マンも思いました。ではなぜ現実にこんな事態がまかり通っているのかというと、もう何でもいいので意志の力とかじゃないかなと思います。直角の意志の力が熊自身のモフモフ加減とシナジーがあって、相反するものがぶつかり合ったときに生まれる気合エネルギーが少しだけ爆発したから。そんな感じだと嬉しいです。ありがとうございました。